2013年4月30日火曜日

USERDIVE


先週、「USERDIVE」という新しいヒートマップ系解析ツールがリリースされたそうです。

マウス録画機能4つのヒートマップフォーム分析といった搭載されている機能といい、リンクのクリック計測の形状といい、Clicktaleの日本語バージョン?という印象です。データ保持期間が30日間というのもClicktaleと同じですね。
価格は一番安いプラン(100,000PV/月)で50,000円/月とのこと。

また、スマートフォンサイトにも対応というところが素敵です。

うーん、、、試しに使ってみたいです。

2013年4月25日木曜日

Yahoo!アクセス解析が復活!?

驚きました!

2011年8月に終了したYahoo!アクセス解析が2013年秋(予定)に復活するそうです!
しかも今回はユーザーローカルさんとの提携による提供とのこと。
これは楽しみです!

2013年4月19日金曜日

Googleアナリティクスのアカウント構造(アカウント、プロパティ、プロファイル)

現在、Googleアナリティクスのレクチャー資料を作成中(まずはGoogleアナリティクスのアカウント構造の話から・・・)ということで、ちょっと初心者向けですが、改めて(今更?)紹介。

Googleアナリティクス(以下、GA)の構造は以下の図のように、
GAアカウント → プロパティ → プロファイルとなっています。



●プロパティで「コーポレートサイト」「スタッフブログ」「ECサイト」といったサイト別で分ける
(すべて"別サイト"としてデータ収集したい場合です)。
●そして各々のプロファイルで「ローデータ」「IP除外データ」「閲覧ユーザ限定データ」「カスタムフィルタをかけたデータ」などに分ける。
このように使うのが一般的なのかなと思います。

ちなみに一つのアカウントで作成可能なプロファイル数は50個までです。従ってプロパティも最大でも50個までということになります。

ちなみに、一つのGoogleアカウント(Gmail)で作成可能なGAアカウントは25個までです。

2013年4月11日木曜日

Googleアナリティクスのデータ表示数が5000行まで増加


なんとGoogleアナリティクスのデータ表示数がこれまでは最大500行までだったのが、1000行、2500行、そして5000行まで選択できるようになっていました!



これまで500行以上のデータを出したい場合はこれまで、アドレスバーのURLの最後の「rowCount%3D10」D10の部分を表示させたい数に変更することにより表示可能でした。

今後も5000行以上のデータを表示させたい場合はこの方法で対応することになりそうですが、5000行までであれば、プルダウンで選択可能になったので、データ数が多いサイトでは地味に便利かもしれませんね。

2013年4月10日水曜日

アクセス解析だけではダメ。あくまで手法の一つ(後編)


前編の続きです。

アクセス解析で定期的にデータを確認して、だいたい1日のアクセス数、1週間のアクセス数、1ヶ月のアクセス数を把握している方であれば、「あれ?ここ2日くらいアクセス数が多いな(少ないな)」といった具合にちょっとした変化に気づくようになります。

上記の例(ここ2日間のアクセス数の変化)での原因を調べるのに、まず見るべき指標は「参照元」です。
参照元は「検索エンジン」「参照元サイト」「ノーリファラー」と大きく3つのカテゴリーに分けられますが、ここ2日間と同日数で比較し、どの参照元からの訪問が増加したのか(減少したのか)を確認します。
検索エンジンからの訪問が増加している(減少している)のであれば、具体的にどのようなキーワードが増加(減少)しているのかまで確認します。
例えば、特定の商品名でのキーワードが増加していた場合、可能性としては以下のことが考えられます(ここでは特にリスティング広告などのプロモーションは行っていないものとします)。

●TV・雑誌などでこの商品が紹介された。
担当者であれば自分の会社の製品が○○日の○時に○○で紹介されるといことは当然ご存知だと思いますが、もし、外部からの支援という立場の方で知らないという場合は、こちらで。

過去テレビ番組で紹介された情報を任意のキーワードで検索可能。便利です。


SEO順位が急に上昇した。
特にSEO対策を行っていなくても、競合他社の順位が低下したことによって、自社の順位があがり、訪問数増加ということもあるので、自社のSEO順位と競合のSEO順位は定期的にチェックしましょう。

9,600円/年で調査可能キーワード無制限。 調査対象数限定のフリーコースもあり。


● ブログやSNSで話題になった。
twitterやfacebookで取り上げられてアクセス数が増加するケースもありますが、この場合は、
そのブログURL、twitter、facebookという形で参照元に記録されます(twitterの場合は、ユーザがtwitterクライアントを使用するケースが多く、ノーリファラーとして扱われることもあります)
このようなブログやSNSからの訪問については、リンクはされずに話題になっており、そのキーワードで検索して訪問という場合もあるので、SNS上で話題になっていたのどうかは必ず確認しましょう。調べる方法としてはこちらで。

Yahoo!の運営のtwitter&Facebookでのツイート検索。過去30日間まで遡れます。サクサク動くので個人的によく利用します。ただし、非公開設定のユーザのツイートや投稿は表示されません。

こちらもtwitter、Facebookをはじめとしたソーシャル検索やニュース検索。Yahoo!のリアルタイム検索に比べ、かなり先まで遡れます。特定のtwitterユーザの特定のみの発言、など絞込み機能が豊富です。

こちらはブログでどれくらい話題になっているかを調査できます。週単位で直近1年間の件数がグラフで一目で分かり、週ごとの具体的なブログの内容も確認できます。

● 競合のリスティング広告への流入に大きな変化があった。
自社でリスティング広告を行っていなくても、競合は行っている可能性があります。そこで競合が魅力的な広告文で訴求しているのであれば、ユーザはそちらに流れてしまい、自社へのアクセス数は減少する可能性があるため、リスティング広告に出稿している企業がどのような企業でどのような広告文で訴求しているのかを確認しておきます。広告文とランディングページで何をウリしているのか(価格なのか、アフターサービスなのか、品質なのか、など)くらいであれば把握可能です。


このように外的要因で数値が変化するケースは多々ありますので、アクセス解析ツールの数値だけを追うのではなく、このような変化があるのではないか?ということを意識しながら見ていくとよいと思います。

2013年4月8日月曜日

アクセス解析だけではダメ。あくまで手法の一つ(前編)


はじめまして。
本日からアクセス解析をはじめとしたWebマーケティング、マーケティングリサーチについて色々書いていこうと思っています。

さてさて、記念すべき第1回目の書き込みですが、いきなり否定から入りますw
Webサイトの改善、コンサルティングというと絶対に出てくるのが「アクセス解析」ですが、アクセス解析だけやっていてもダメです。これは断言します。

確かにアクセス解析はWebサイトの状況を調べるのに非常に有効ですし、必須です。
でも"アクセス解析ツール自身"ができることはユーザの足跡を記録するところまでです。そこから課題を発見したり、仮説立てするのは"私達人間"の仕事です。

アクセス解析の数値だけ見ても分からないこと、つまりアクセス解析の数値を見る時に意識しながらいけないことは
 「どのようなユーザなのか?」
「またそのユーザの目的(心理)は?」
 ということです。
アクセス時間帯、デバイス、訪問キーワード等を見ることにより、どのようなユーザが何を求めてるのかをある程度推測することは可能です。
例えば、ブランドワード(自社名や商品名を含むキーワード)で検索するのは以下のようなユーザであることが考えられます。

・過去に訪問経験のあるユーザ(認知ユーザ)
・電車の社内広告など何かしらで自社を知って検索してきたユーザ
・営業目的のユーザ

など。
更にこのブランドワード訪問ユーザを時間帯別や曜日別で見ることにより、月曜~金曜のしかも10時頃~17時頃にアクセスが集中しているのであれば「営業目的のユーザ」をはじめとしたビジネス的な接触を目的としたユーザである可能性が高い。更にそういったユーザはどのページによく遷移するのか。といった具合です。

これはユーザ一人一人にインタビューしているわけではないので、仮説になりますが、この仮説を基にリスティング広告の配信曜日・時間帯やランディング先、サイトコンテンツの内容を変更し、変更後の効果検証を行っていきます。サイト最適化はこの繰り返しです。
もっと深くユーザニーズを掘り下げたい場合は、ユーザアンケート、ヒートマップ機能を搭載した解析ツールの導入などをアクセス解析以外の手法もありますが、それは別の機会にご紹介できればと思います。

もう一つ、アクセス解析の数値を見る時に意識しながらいけないことは、季節要因、市況の変化、競合の状況です。
昨対比でみると、分かりやすいのですが、例年夏にアクセス数やCV数が伸びる傾向にあるのに、今年はなぜか伸びない場合、これは市況や競合他社の変化が考えられます。
具体的な例をあげますと、

・先のリーマンショックや東日本大震災などによる影響
・低価格をウリにした企業の参入
・猛暑(異常気象)

など。

ただ、上記で挙げた例は大きな出来事で割と原因が分かりやすいです。
そうではなく、自社のみに影響する外的要因を調べたい場合や、急に数値が大きく増加(または減少)した場合はどう原因を探っていけばよいのか?については、次回ご紹介したいと思います。