2015年3月26日木曜日

ネイティブ広告

ネイティブ広告については聞いたことありましたが、私自身使ったことはないので少し調べてみました。

【メリット】
ニュースサイトなどのコンテンツの一部のように表示されるため、ユーザにとっては広告を見せられているという感覚が少ない点です。身近な例だとfacebookのニュースフィードに友達やいいねした企業以外の投稿が見られますが、これもネイティブ広告の一種です。ディスプレイ広告に比べ、クリック率も高いようです。

【デメリット】
メリットの裏返しですが、ネイティブ広告の場合はコンテンツの一部として見せる必要があるため、ディスプレイ広告のように同じデザインのバナーを複数の媒体で使いまわすことができず、コンテンツを考えるコスト(時間と費用)がかかります。

即CVを狙うというよりはその一歩手前の認知拡大やユーザを顕在化させることに向いている広告だと思います。 何をゴールにするのかはもちろん、広告コンテンツをしっかり考えないとなかなか思うような成果が得られない気がします。
リスティング広告やディスプレイ広告のように気軽に始められるものではなく、コンテンツ企画力が試される広告といった印象。ただ上手くいけばリスティングよりも大きな成果は上げられるケースもありそうです。

合う商材には凄く合いそうな気がしますね。

一方でこのように消費者の誤認防止に関する問題もあるようです。最近の記事ですね。
<ネイティブ広告>誤認防止で業界が指針策定 定義や表記定める (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

ユーザが広告記事と本当の記事をしっかり区別できるように表記する必要があるってことですね。

2015年3月23日月曜日

Googleアナリティクスでスクロール計測

縦長のランディングページは通常のWebサイトに比べるとページ数がなくリンクが少ないという特性上、Googleアナリティクスをはじめとした“数値解析系ツール”だとなかなか問題が見えにくいです。

ヒートマップ系ツール(※)を入れる!という選択肢もありますが、Googleアナリティクスでもどこまでどれくらいのユーザがスクロールしたのかを調べることは可能です。

※ヒートマップ系ツールについてはまた別の機会に紹介したいと思います。

以下のようなデータを取得できます。

「Baseline」がデータ取得できた全体の件数です。そのうち、「25%」まで進んだのが12件、「50%」まで進んだのが10件・・・といった具合です。このサンプルだと「100%」進んだのが全体の25%ということになります。もちろん、ページごとのデータを見ることも可能です。また参照元やキーワードといったセグメントごとに見ることも可能です。

他にも各%まで到達するのに要した平均時間も見ることができます。

なお、このカスタム設定ですが、ユニバーサルTC、非同期(旧)TC、どちらでも動きました。以下が実装手順です。


Scroll DepthのサイトのDownloadボタンからjavascriptファイル(jquery.scrolldepth.min.js)を右クリックで保存し、任意のディレクトリに格納します。


②jQueryを埋めこみます。<head>内。
※jQueryについては既に導入済の場合は必要ありません。あまりバージョンが古いと動かない可能性があります。

<script src="//ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.1/jquery.min.js"></script>


③スクロール計測用のコード(下記)を埋めこみます。<head>内。
1行目のパスの部分は「jquery.scrolldepth.min.js」が格納されているパスに変えます。
※トラッキングをする最小のピクセルや、指定した要素のスクロールイベントなどオプション設定もできますが、ここでは最も標準的な例として紹介されていた形式をデフォルトとしてあります。

<script src="js/jquery.scrolldepth.min.js"></script>
<script>
jQuery(function() {
jQuery.scrollDepth();
});
</script>
<script>
// Example with options
jQuery.scrollDepth({
minHeight: 2000,
elements: ['#comments', 'footer'],
percentage: false,
userTiming: false,
pixelDepth: false,
nonInteraction: false
});
</script>

2015年3月20日金曜日

Googleアナリティクスとユニバーサルアナリティクスのカスタム設定(③クロスドメイントラッキング編)

前回からずいぶん日にちが空いてしまいましたが、Googleアナリティクスとユニバーサルアナリティクスのカスタム設定の違い、第3弾です。

今回は③クロスドメイントラッキングです。

●Googleアナリティクス(非同期コード)の場合

①TC追記
_gaq.push(['_setAccount', 'UA-XXXXXXXX-1']);
_gaq.push(['_setDomainName', 'none']);
_gaq.push(['_setAllowLinker', true]);
_gaq.push(['_trackPageview']);
※赤字が追記箇所。

②別サイトを繋ぐリンクボタンに追記
onclick="_gaq.push(['_link',this.href]); return false;"

③カスタムフィルタ
フィルタの種類・・・「カスタムフィルタ」を選択し、「詳細」を選択
フィールドA・・・「ホスト名」を選択。引用A・・・(.*)と入力
フィールドB・・・「リクエストURI」を選択。引用B・・・(.*)と入力
出力先・・・「リクエストURI」を選択。構成・・・$A1$B1と入力


●ユニバーサルアナリティクスの場合

例:計測したいドメインのサイトがAAA.comとBBB.comの場合です。

①TC追記
ga('create', 'UA-XXXXXXX-1', 'auto',{'allowLinker': true});
ga('require', 'linker');
ga('linker:autoLink', ['AAA.com','BBB.com']);
ga('send', 'pageview');
※赤字が追記箇所。

②参照元の除外設定
参照元除外リスト(アナリティクス設定 > トラッキング情報)に
AAA.com
BBB.com
を追加。

③カスタムフィルタ
フィルタの種類・・・「カスタムフィルタ」を選択し、「詳細」を選択
フィールドA・・・「ホスト名」を選択。引用A・・・(.*)と入力
フィールドB・・・「リクエストURI」を選択。引用B・・・(.*)と入力
出力先・・・「リクエストURI」を選択。構成・・・$A1$B1と入力


--
最も大きな違いはドメイン間を繋ぐリンクに触れなくても良くなったという点だと思います。
これは作業負担が軽減されますね。